「高久隊員！！もぐもぐ探検隊の隊長から、やっと依頼状が届いたよ！！」
「ほんとに！？ついに待ちわびたこの日がやってきた… 田口隊員、前から気に
なっていたお店があるんだ！今日はそこに行ってみない？」
「うん、行ってみたい！」

昼時だったからか、店は多くの人でにぎわっていた。

「香ばしい、いい香りがするねー」
「うん！すごくおいしそう！」
期待しながら列に並んでみることにした。

ショーケースを見てみると、だんごだけでなく、おにぎり、巻きずし、今川焼など様々な種類の商品が並んでいた。
どれも一個80円くらいからと、子供のお小遣いで買えそうなリーズナブルなものばかりだ。

「たくさん種類があるし、どれも安いし迷っちゃうね！」
「本当だね！とにかくおすすめ商品聞いてみる？」
「そうだね」

そして僕たちはおすすめをお店の人に聞いてみることにした。

「どの商品も自信があるのですべておすすめですよ」
「やっぱり『だんごの輪島』と謳っていることだし、だんごにしよう！」
「せっかくだから色んな種類が食べたいね！」 ]

僕たちは協議の結果、5種類で400円とお得な「だんご5本家族」なる品を買ってみた。

種類は、みたらし、ごまだれ、あんこ、きなこ、いそべと基本を押さえたラインナップ。

「どのだんごも自信があると言われていた通り、全種類おいしかったね」

特に、いそべだんごは、醤油の焦げた香ばしさが、口いっぱいに広がり絶品だった。

「ねえねえ、わじま焼っていうのもあるよ」
「へえ。このお店では大判焼のことを、わじま焼っていうんだね」
「実はこのお店は、元プロボクサーの輪島功一さんが創業したんだよ」
「そうなんだ！じゃあこのキャラは輪島功一さんなんだ！」

僕はあらためて、店の看板を見て理解した。

「おいしそうだし、100円で安いから食べてみようよ！」

餡には、あんことクリームがあり、迷ったけれどクリームを食べてみることにした。

「注文してから焼いてくれたから、出来立てホヤホヤでとてもおいしいね！」

クリームがとても濃厚で、まろやかな舌触り。また食べたくなる味だった。
だんごとわじま焼で、お腹が満たされた僕たちは、お店の人にお礼を言いお店を後にした。

「気軽に食べられて、おやつにぴったりだね！素朴な味でおいしかった、また来ようよ」
「そうだね！」

さて、次回はどんなお店に出会えるのだろうか。次の食べ歩きtripもお楽しみに！

―――隊長―――

ふむふむ。だんごの輪島かぁ。
あの輪島功一さんが、だんご屋を創業していたとはのぉ…
しかも、味もおいしいとは…わしも今度食べに行きたくなってもうたわ。
まぁ何はともあれ、高久隊員と田口隊員もいいお店に 巡り合えたようじゃな。
ホーッホッホッホッホ！！

国分寺にはまだまだ、わしの知らないお店が山ほどあるんじゃのぉ…
もぐもぐ探検隊のみんなに、もっと依頼状を出して、
魅力のあるお店を発見してもらうとしよう！
よし！そうと決まれば、第3回目の探検は、
この春から探検隊に参加した、2年生の米持隊員、三井隊員、
そして佐々木隊員に探検してきてもらおうかのぉ。
それじゃあ、早速、依頼状を…ホーッホッホッホッホ！！