歴史ある見えない建物
今回紹介させていただくのは
武蔵国分寺跡の講堂跡です。
武蔵国分寺跡とは、奈良時代に
聖武天皇の詔により日本各地に
建立された国分寺のうち、
武蔵国国分寺・国分尼寺の寺院跡
にあたります。また、
全国の国分寺跡と比べても
規模が大きく、大正11年に
国指定史跡に指定されています。
講堂は経典の講義などが
行われる建物です。
武蔵国分寺の講堂は、
桁行き約29メートル
×梁行き約17メートル
の二面庇の東西棟礎石建物として
8世紀中頃に創建されましたが、
9世紀後半に東西両側に
各1間を増築して、
金堂(本尊仏を安置する建物)と
同規模の桁行き約36メートル
×梁行き約17メートルに増設して
再建されたことが明らかになっています。
実際に行ってみないと
どの程度の広さ
なのか分かりませんし、
見えない建物も
見えてくるかもしれません。
興味がある方はぜひ
行かれてみてはいかがでしょうか。