辞世の句に思いを馳せる
photo by Nipponia Nippon

 

今回ご紹介するのは、

熊野神社にある可尊の句碑です。

 

 

恋ヶ窪出身の坂本八郎右兵衛は

正統蕉門である江戸牛込の

宝雪庵に弟子入りし、

才能を認められ47歳の時に

跡取りとなります。

そして、宝雪庵六世可尊として

江戸末期の俳壇で活躍しました。

 

 

そんな可尊は明治19年(1886)に

88歳で亡くなりました。

この句碑は可尊が詠んだ辞世の句を

門人たちが明治30年(1897)に

建てたものです。

 

 

「月花の 遊びにゆかむ いざさらば」

あの世の楽しい世界に旅立つ自らを詠んだ

素晴らしい辞世の句であると言えます。

石碑を巡るお散歩は、国分寺の

歴史を感じることができ、おすすめです!

 

 

本格的な寒さになってきたので、

お散歩をされる際は温かい服装で

お楽しみくださいね!