新田開発を見守った小さな神社
photo by Nipponia Nippon

蝉も鳴き始め
夏本番になりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回紹介するのは、
国分寺市西町、国立駅より
徒歩17分ほどの所にあります、
辨天八幡宮です。

こちらの神社は
歴史が古く、
1728年に建てられました。
この年は榎戸新田弁天組の組長を
当時の大名である
横田家が務め始めた
年でもあるそうです。
この神社自体は、横田家による
新田開発のために建てられた
神社だそうです。

西町の一角を占める榎戸新田で、
横田家の守り神として
長く祀られてきました。
現在は鳥居も木造に
作り変えられてしまいましたが、
それでも重要な文化財として
残そうという国分寺の皆さんの
思いが伝わってきます。

実は、ここには珍しいものがあります。
この神社の鳥居をくぐり右手にある
不動明王についてなのですが、
青面金剛がバラモン教の神と言われている
自在天の髪をつかんで前に
ぶら下げているのです。
これはなかなか珍しい像だそうで、
このような他では見られないものも
残されています。
写真には写っていませんので、
是非足を運んで見に行ってみてください。

暑い日が続きますが、
そんな日こそ外に足を運び、
国分寺に残された歴史を
感じ取ってみてはいかがですか?