日立製作所 中央研究所
photo by Nipponia Nippon

今回ご紹介するのは
日立製作所 中央研究所です。

たくさんの人々が行き交う国分寺駅から
約10分ほど市街地を歩いていくと
うっそうとした森に包まれた
日立製作所中央研究所が現れます。

中央研究所が創設されたのは
1942年(昭和17年)のこと。
当時の国分寺は農地が広がる
静かな自然環境に恵まれた場所でした。
建設にあたって、日立製作所創業の社長
小平浪平は
「よい立ち木は切らずに、よけて建てよ」
と、元ある景観をできるだけ残すよう、
伝えました。その言葉に従い、
武蔵野の森が守られたのです。

それから70年
今やマンションが立ち並ぶ
住宅都市となった国分寺ですが
中央研究所は変わることなく
豊かな森に抱かれています

総面積は東京ドームの約4.5倍もあり
そのうち約45%が緑地となっています。
約120種類、2万7千本の樹木があり
ここまで自然が残っている所は
なかなかないのではないのでしょうか。

真夏でも涼しい空気を感じられるので、
ぜひ、皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。