vol.2「ほんやら洞」
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- 2014年04月17日
国分寺駅南口を左に出てまっすぐ歩く。通学で毎日通るその道に「ほんやら洞」はある。中央に扉がひとつ。白い壁に黒い枠の窓が両脇にあり、周りは少しばかりの緑で覆われている。その外観は周囲の景色とは、少しギャップがあった。入口の横にはスパイシーカレーと書かれた紙が貼ってある。ここはカレー屋さんなのだろうか。... [もっと読む]
町の名前とおんなじの「武蔵国分寺」をはじめとして、天平よりつづく、歴史の息吹。
その長い“じかん”に耳をすませば、聴こえてきたよ、歴史と文化の物語り―。
国分寺駅南口を左に出てまっすぐ歩く。通学で毎日通るその道に「ほんやら洞」はある。中央に扉がひとつ。白い壁に黒い枠の窓が両脇にあり、周りは少しばかりの緑で覆われている。その外観は周囲の景色とは、少しギャップがあった。入口の横にはスパイシーカレーと書かれた紙が貼ってある。ここはカレー屋さんなのだろうか。... [もっと読む]
国分寺駅から南に歩いていくにつれ、徐々に音が消えていく。散歩道を通り抜け、なんだか今までと世界が違う。東京でいて、東京でないような。こんなに自然が多かったんだ。そして、足を進め、私は武蔵国分寺、門前の楼門をくぐった。左右に「武蔵国」「国分寺」と記された門を通り抜け、武蔵国分寺の本堂へと向かうと、その... [もっと読む]