vol.04「おばあさんの知恵袋 三田村 慶春さん」
- update
- 2014年06月26日
国分寺駅南口を左に出て徒歩2分、普通に歩いていると少し気づくのが難しい場所かもしれない。国分寺マンションの地下1階に、「アンティークアヴェニュー」という、古きよき西洋の雰囲気を感じることのできる店が、何軒か集まった場所がある。その中に「おばあさんの知恵袋」という小さな本屋を見つけた。レンガ作りの暖か... [もっと読む]
歴史ある国分寺の町を、ぶんぶん腕ふり歩いてみると、人の“いとなみ”あちこちに。
元気なあいさつ交わし合い、そこから始まる、ほっこり、人と人との物語り―。
国分寺駅南口を左に出て徒歩2分、普通に歩いていると少し気づくのが難しい場所かもしれない。国分寺マンションの地下1階に、「アンティークアヴェニュー」という、古きよき西洋の雰囲気を感じることのできる店が、何軒か集まった場所がある。その中に「おばあさんの知恵袋」という小さな本屋を見つけた。レンガ作りの暖か... [もっと読む]
いつものように何気なく、国分寺を散歩していた。普段何もなく見えるような光景でも、少し意識して周りを見渡すと実はたくさんのキラキラした発見があったりする。人との出会い、素敵なお店との出会い、動植物との出会い、四季の変化の気づき……。私は密かに、そんな発見を期待しながら歩いていく。ふと、白い外装のシンプ... [もっと読む]
強い日差しが照りつける夏の日に、国分寺駅から南へと歩いて行く。背中に滴る汗はいよいよその粒の数を増し、ぼくが歩くごとに、振動で、幾筋かすーっと下に流れていった。そこへ、涼しげな風が不意にぼくの頬をさっと撫でていく。耳には優しげな小川のせせらぎが聞こえてくる。「車や電車が行き来する東京にも、こんなに心... [もっと読む]
都心から遠くて近い、国分寺。この街の中心にある、大きな駅ビルを出ると、そこでは何十万人もの人びとが住み、生活をしている息遣いを、感じる。そんな街並みを横目に、南西に伸びる一本の道を辿っていくと、ぼくは、とびっきりの笑顔に出逢うことができる。『おはようございます』国分寺で生まれ育ったその人は、地域に根... [もっと読む]