武蔵国分寺七重の塔の模型
基本情報
おたかの道湧水園に堂々とそびえ立つ塔の模型。一体、何でこんな場所にこんな立派な模型があるのだろう?と、知らない方は驚いてしまうかもしれません。実は、この模型はあの武蔵国分寺七重塔の模型だったのです。実際の塔は60~70メートルほどと、とても大きかったようですが、こちらの模型も迫力満点。細部に至るまで精緻に再現されており、携わった方々の高い技術力と忍耐力にただただ驚くばかりです。もう既に見たことがあるという方も、今一度じっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。その歴史の深さに思いを馳せてみるのも素敵でしょう。
見どころ
武蔵国分寺七重の塔の模型とは?
大きくそびえ立つ悠揚とした佇まいの武蔵国分寺七重塔。正式には、武蔵国分寺七重塔推定復元模型と呼ばれており、本来の塔の10 分の1 スケールで制作されました。製作したのは市内北町の田中為義棟梁で、復元模型設計書に基づいて製作したそうです。当初は、市役所旧本庁舎前に設置されており、旧庁舎解体に伴い現在の場所へ移設されたようです。国分寺に武蔵国分寺七重塔推定復元模型がやってきて、今年で20年。今や国分寺の顔ともなっているのではないでしょうか。
国分寺の七重塔とは?
武蔵国分寺になぜ武蔵国分寺七重塔が建立されたのか。実は、塔を中心とした伽藍配置が計画されたということもあり、主要な建造物として真っ先に着手されたのだそうです。また、この塔以外のものが東山道武蔵路寄りに配置されたことも関係し、どうやら塔が東に離れた伽藍配置となったようです。また、国分寺には五重塔があったことでも知られています。七重塔が財政難で建てられなかったなど、さまざまな推測がされていますが、近年の発掘調査の発達などからも、水煙片が周辺から大量に見つかっています。そのため、上部の相輪が含められた、極めて高い七重塔が建立されていたと分かっているのだとか。現在では、大きな礎石が残るだけとなっていますが、この場所に武蔵国分寺七重塔があったと思うと、とてもロマンティックな気分になってきますよね。ぜひ、散策のついでに武蔵国分寺七重塔推定復元模型を眺めてみて、本物の七重塔の壮大さを想像してみてはいかがでしょうか。
場所
所在地 | 〒185-0023 東京都国分寺市西元町1-13-10 |
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お問い合せ | TEL. 042-323-4103 |