一般社団法人 ニッポニア・ニッポン - Nipponia Nippon

万葉植物園

基本情報

日本人であれば誰もが知っているであろう、あの万葉集。その万葉集で詠まれた植物を、およそ160種類も揃える貴重な場所が国分寺にあることをご存知でしょうか。その名も、万葉植物園。市の天然記念物指定となっている場所であり、多くの人々に大切にされ、歴史的にも貴重な場所となっています。さて、そんな万葉植物園なのですが、歴史は古く、昭和25年〜38年の国分寺住職だった星野亮勝氏によって収集・造園されました。園内の植物それぞれに例歌・詠み人が記された札が建てられており、とても風流な気分に浸りながら観察することができます。国分寺へのお散歩の途中、凛とした空気に包まれながら万葉集の世界に浸ってみるのも、これまた一興ではないでしょうか。

見どころ

万葉植物園のはじまり

万葉植物園は、ただそれだけが独立しているのではなく、武蔵国分寺境内の中にあります。厳かな雰囲気の中で観察できるので、風流な植物たちを観察することができます。万葉植物園を造園した方は、当時の国分寺住職だった星野亮勝氏。昭和25年から38年の間に、万葉集に詠まれている植物を収集して立派な植物園として作り上げられました。日本に現存している和歌集の中では最古のものと言われている万葉集。当時の日本文化や風習を後世に伝えるために造園されています。なんと、当時の星野氏はこの植物園にある植物を全て独力で採集しており、丹精込めて育て続けたというのですから驚きです。後世にしっかりと伝えて行きたいという思いが、こんな素晴らしい場所を生み出すパワーとなっていたのですね。

四季折々で楽しめる万葉植物園

万葉植物園の広さは、8,019㎡。万葉集で詠まれた植物を約160種、その他の植物が700種植えられた広めの植物園です。国分寺市の天然記念物指定とされている同園は、整備もしっかりと行き届いているだけでなく、植物のひとつひとつに例歌、詠み人が記された札が建てられるという手の込んだ作りとなっています。3月、4月頃の美しいサクラ、さらには夏の新緑、秋の紅葉や冬の雪をかぶる植物たち…。武蔵国分寺の中にある立地が活かされた、まさに趣のある風景を、四季を通じて楽しむことができます。お散歩の途中にも立ち寄れますので、日本の持つ素敵な文化に身をよせてみてください。

場所

所在地 〒185-0023
東京都国分寺市西元町1-13-16 ※武蔵国分寺境内
お問い合せ TEL. 042-325-2211
備考 入園料金 無料
ニッポニアニッポン公式サイト

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