一般社団法人 ニッポニア・ニッポン - Nipponia Nippon

国分寺稲荷神社

基本情報

堂々とした石壁に歴史を感じさせる鳥居、鬱蒼とした樹々に囲まれ見える本殿。長年、国分寺光町を守り続けて来た神社が、国分寺稲荷神社です。新田開発の鎮守から「平兵衛新田」の守り神として建立されたこの神社。稲荷神社という名前が付けられているだけに、境内の中には赤い衣装を身にまとうお稲荷様がいらっしゃいます。さらに、奥の方に進んでいくと平兵衛新田、現在の光町の鎮守「不動明王」が鎮座しています。そこまで大規模な場所ではないながらも、凝縮された由緒正しき作りであるところから、地域住民に愛されている場所だとよく分かります。光町に訪れたときは、ふらっとお参りに立ち寄ってみるのも良いかもしれませんね。

見どころ

国分寺稲荷神社の由緒など

国分寺稲荷神社は、国分寺地区で行われた新田開発の鎮守の目的で建立された神社です。「平兵衛新田」の守り神として、古くから現在まで長い年月をかけて国分寺光町の発展を見届けて来た、歴史の深い場所として知られています。榎戸新田分水と中藤新田分水、平兵衛新田分水、戸倉新田分水など、様々な水田があった国分寺。全ての水田がぶつかる五叉路もあり、まさに水田の街、水の街であったことが分かります。その一つひとつに神社を建立する国分寺は、とても水田を大切にしてきたのですね。

境内にも様々な歴史の足跡が

年季の入った鳥居側の石像には、「邨中安全・平兵衛新田氏子」と刻まれています。安全を祈願した当時の人々の心が読み取れます。そして、拝殿の左右には赤いマントを纏うお稲荷さんの石像が。どことなくスタイリッシュな形状となっており、オシャレを感じるのもちょっとしたご愛嬌です。そして、水田を鎮守する不動明王の石像もあります。丸彫りの立像で、台座には「念仏講中」と彫られています。普段何気なく通り過ぎていた神社にも、それぞれに深い歴史があります。時間がある時は、ゆっくり境内の中を散策してみるのも一興なのではないでしょうか。

場所

所在地 東京都国分寺市光町三丁目17番2
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